概念の手触り

概念=りんごとする。

 

概念は赤い。

概念は果物。

概念は食べられる。

概念は叩き潰すと壊れる。

概念は企業の象徴。

概念は原子でできている。

概念はすべすべした手触り。

 

概念の正しさという制約から解放すると、

概念はもっと自由になれる。

もはや、

自由な概念は、他者との共通了解を意図していないものになる。

 

慄中 危山 薄誇 姉免 置底 喫異 符届 林乗 駐脂 嬢世
岳顧 係尻 桃窯 戒融 端儀 脱沿 籠皿 溶哺 隔誕 馬酎
媒慮 掃治 委洗 鉛答 謙挟 奥蹴 渓悪 封昼 孝蓋 名稽
斤細 民陥 菓璽 瑠皇 膜地 暁擬 閑径 咲岬 枚摩 股慣
困銅 怠可 錠蚊 素拝 時狭 乞俗 塑戒 卵畔 痩策 後祥
墜急 導妄 疑監 玩表 昭塞 危屋 撲溶 彩娯 惜武 塞喜
俵朽 苦珠 順鶴 黙類 為宅 傲酢 論論 瓶敗 右円 奴価
卒算 学積 芽本 椅謡 偉静 福斥 浄靴 貯更 波詔 介瑠
読勾 艦期 館均 躍漁 系渇 悩塗 槽歌 布歩 政輝 赴諦
必浅 東舶 呈比 歳凹 尾飼 貿娠 椅緩 派談 労露 月踏

 

赴諦

諦めの境地へ赴く。

 

結局、

人間が使っている概念の生態学を観察すると、

限られた組み合わせで他者との共通了解をとっているが、

そもそも他者との共通了解を意図しなければ、

もっと概念の種類は増えていいはず。

例えば、

数千個の概念操作から自由になり、

数兆個、数垓個の概念操作をする。

 

そこは効率性なんて考えずに、

ランダムに、しかし一定の意味の差分を

意識しながら、徐々に概念の個数と種類を増やしていく。